金烏玉兎(きんうぎょくと)


月日のことをのんびりと
by 木ねずみ
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スカイツリーの影

娘の学校のお友達と年の瀬の浅草を訪ねました。
浅草寺でお詣りをして、おみくじを引いたら、「凶」。実は、秋に娘と日帰りで京都に行ったのですが、清水寺で引いたおみくじも「凶」。共に転居わるし、と書いてあって、気になっています。。
引っ越しは、何とか終わって、新居は段ボールと片付かない荷物で落ち着かない状態ではありますが、ざわざわと過ぎていった一年が無事に終わろうとしていて、ほっとしています。
母の所にも、先日は娘一人で訪ねました。ばあばがとても喜んでいた、と帰ってきました。

お友達とスカイツリーの展望台に行ったのですが、富士山が見えて清々しい気持ちになりました。レゴブロックをぎっちりと並べたような東京の町並みを見下ろすと、その隙間をゆっくりと流れていく車があって、人間の姿など見えないのに町が息ずいている様子が分かりました。確かに沢山の分子のような人間が生きているのだなあ…と不思議な気持ちになりました。
その町並みにスカイツリーの影が映っていて、とても綺麗でした。
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来年も皆様にとって楽しい一年でありますように…。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
by choco-co-co | 2014-12-29 08:50 | 訪ねた所

最近のこと

今年は、実は色々な事がありました。やっと振り返る気持ちになりました。
春先、もともと体調がすぐれなかった実母が、家で転倒した事がきっかけで動けなくなってしまいました。
そこから、入院生活が始まり、入院中に圧迫骨折になり、その治療に使った薬の副作用で危篤状態となり、父と交代で病院に寝泊まりしました。娘と姪が同じ学校だったのは幸いで、病院から割合近い妹の所に暫くいたりしました。
秋になって、母は、退院の目処がつき、それでも車椅子生活になるので、現在は介護つきの施設にいます。。
父は、終活を意識したらしく、久しく住んだ広尾のマンションは、一人で住むのには広すぎると思ったようで、処分して新しい新居に移りました。それが、先月末の事です。広尾には20年以上住んでいたし、収納が良くできたマンションで、大量の物が潜んでいました(苦笑)それを処分するのが大変でした。大変というのは、物理的問題というより、気持ちの問題で、終活に勤しみ、無下にどんどん物を処分してしまう父の傍らで、捨てるに忍びなく、踏ん切りがつかないでいました。母も、祖母から受け継いだ着物や、食器、装飾品などは残してほしいと言っていたので、妹と荷造りしたのですが、処分したがる父とは、衝突したりして、大変でした。
そして、私といえば、最後の最後まで未練たらしく、広尾に行って拾ってきました。がらんとした部屋をみて、しみじみした気持ちになりましたが、しみじみともしてられません。というのも、私もなるべく母の所に行きたいと思い、引っ越すことになったのです。今月末には転居の予定です。今度のマンションは今のところより狭くなってしまうので、やはり沢山の物を処分しなくてはならなくて、断捨離の本など読んでみるものの、踏ん切りつかない状態です。。
生まれて来るとき、そして死ぬ時には、何も持っていかれない…とは分かっていても、なかなか…。
来年は、新居で気持ちも新たに新年がスタート出来たら良いな…と思っています。
by choco-co-co | 2014-12-02 20:29 | 日々のこと

清原啓子の宇宙

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清原啓子という銅版画家について、いつどうして知ったのか、覚えていないのですが、20代の頃に目黒美術館で小さな展示を観て、その時購入した薄いパンフレットのような図録をずっと大事に持っています。いつかまた、展覧会を催さないか心待ちにしていました。今回、普及版の清原啓子作品集が出版されたようで、それに関連して八王子夢美術館で全作品の展示がおこなわれています。
私は、版画というジャンルに心惹かれて、先日も谷中安規展を観に行ってきました。谷中安規は、木版画家ですが、版画を志す作家たちというのは、作品に並々ならぬ時間と手間をかけています。何故版画でなくてはならないのか…その答えを清原啓子という夭逝の作家が教えてくれています。
今回、全作品(といっても、30点のみ)、下絵(かなり精巧)、制作ノート、アトリエの本棚の再現を観て、修道院に暮らすように芸術の神様(と言ってしまって良いのか分かりませんが)に向かい、ひたむきに制作していた様子が伺えて、とても清々しい気持ちになりました。
清原啓子は、ノートに自分は芸術に馴れ合っているわけではなく、じゃれあっている…と書いていて、とりつかれたような狂気は感じられません。よく考えて、何度も修作を重ね作り上げています。自分の作品を客観的に見れたのだと思います。
自分の時間が短い事を知っていたかのように、大学院も制作する時間が減るので勿体ない、と言って中退し、端正な字が並んだ制作ノートには、毎日のタイムテーブルが書かれていて、5時起床、10時から午後6時まで制作し、夕食を挟んで2時間程の読書時間、そして22時には就寝という規則正しい生活を送っていたことが分かりました。アトリエの本棚には、実は私も読んだ事があったり、興味がある本が並んでいました。画集は、思った程多くなかったのですが、カロの画集と、小袖、能装束の本がありました。読書家で久生十蘭が好きで、現在久生十蘭の本の表紙は、清原啓子の作品が用いられています。ルドンが好きなところも共感出来ます…。なかなか眠れなかったみたいだったので、それが魂を減らしてしまった原因ではないかと残念です。美人だったこともまた、原因の一つかもしれません…。こういう展覧会に行くと、魂が清めらる感じがして、清々しい気持ちになって帰路につきました。
八王子まで行ったので、ちょっと遠かったのですが、帰りに伊勢屋という古い和菓子屋さんがあって、串団子1本60円、お饅頭も1個80円という嬉しいお値段で、娘におやつを買って帰れました。14日までの展示です。
by choco-co-co | 2014-12-02 19:23 | 訪ねた所

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