金烏玉兎(きんうぎょくと)

町の時計職人

私の家から近からず遠からずの距離に
大学時代の友達が住んでいるのですが、
なかなか行く機会がなくて、
先日、ようやく、
電池が切れてしまった時計いくつかと
お土産を持って訪ねました。。

およそ、10年ぶり!
私のブログを時々覗いてくれているようなのですが、
彼女の全然変わらない風貌に
時がくるくるっと逆戻りして、
すぐに楽しいおしゃべりが始まりました。。

時計と眼鏡を扱うお店に嫁いだ彼女は、
それから、眼鏡の学校に通いながら、時計修理の技を
習得しました!
そして、今では、ご主人は都内のお店に通っているので、
一人で、このお店を切り盛りしています。。

「最近は、時計する人が少なくなったから、
技術者も減ったし、お店をたたむ人も増えたんだ」
と言っていたのですが、
お店は年中無休。
駅前の団地の1階にあるせいか、
お客さんの出入りが結構ありました。。
私が訪ねる前にも
おばあちゃまが、パソコンを片付けていて、
聞くと、時々パソコンを教えてあげているのだそうで。。
さらに、私が訪ねている間にも
「ちょっと、話を聞いてもらいたいんだけど・・・」と
年配の女性が現れたり、
時計のベルトが痛くて困ってる、と駆け込んできた女性。。。などなど
結構、人の出入りがあって、忙しそうでした。。

三時頃に男の子が帰ってきたと思ったら、
何だか大きなリュックを背負って
「行ってきます!」と出掛けて行きました。。
2番目のお子さんで、
遊びに行ったのだそうです。。
大きなリュックには、全財産が入っているのだそうです(笑)

私と話しながらも、
手は休めずに、丁寧に電池交換をしてくれました。
ベルトの部分の鎖が錆びていたから、と取り換えてくれたり、
古くなったベルトも交換してくれました。。
持っていたほとんどの時計は、綺麗に目覚めて
また、時を刻み始めました。。
もう一つ、我が家の全てのものの中で
一番高いであろう、フランクミュラーの時計!
他の所で修繕を断られてしまった、この時計については、
4つ目のネジが錆ついてしまって、それを外すのに
時間が掛かる、という事だったので
預けてきました。。
「どうにか直して、お願い!!」という私に
「時間掛かるかもしれないけど、何とかしてみるね」と
言ってくれたので、ちょっとほっとしました。。。
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洋光台の駅前に「キシ時計店」はあります。。
by choco-co-co | 2013-10-30 06:00 | 訪ねた所

ハーバーテイル ツアー

ハロウィンのスタンプラリーで
横浜人形の家ミュージアムに行ったのですが、
丁度ここで催していた展覧会が見たくて、
少しの間、子供達に付き合ってもらいました(笑)

このミュージアムには、初めて入ったのですが、
日本各地の郷土人形や
世界各国の珍しいお人形などが展示してあって、
娘もお友達も興味深そうに見ていました。。
子供連れには、面白い場所かと思います。。
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昔は、本格的ですね。。。
ファッションドールといって、当時流行している服を着て
輸出されたお人形もいました。。
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フラッシュなしなら、撮影も可能です。。

さて、私が観たかったのは、こちら
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「ハーバーテイル」
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NHKで「ニャッキ!」という芋虫のアニメがあって
娘も好きでよく観ていたのですが、
それを作ったI・TOONスタジオが、横浜の港を舞台にした
クレイアニメを作って、
昨年、チェコのコンクールで賞をとりました。。

宮崎駿監督などが作る、セル画のアニメーションも大変な労力を必要とするのですが、
クレイアニメというのは、少人数で、
兎に角、地道な作業をこなしていきます。
たった5秒を作るのに何時間も要する
それはそれは、気の遠くなるような作業を繰り返すのです。。
私が敬愛するヤンシュワンクマイエルやユーリ・ノルシュテインなども
クレイアニメを制作しています。。
まず、人形を何パターンか制作して、それを少しずつ動かしながら
1コマ1コマ撮影していきます。

会場では、実際クレイアニメを制作してる現場を
見学出来ます!
壁に覗き穴があって、そこからスタジオの様子が覗けるようになっているのです!

頭の1部分がちょっと欠けてしまった
煉瓦の子供が、
ここではない、何処かに行きたいと思いつつ、
ここにも結構楽しい事があるから、
もうちょっと、ここにいよう、と思う物語です。。。

さて、今回のスタンプラリーでは
スタンプを集めるのに必死で
西洋館で展示中のテーブルコーディネートの作品を見なかったのですが、
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(写真は、昨年のもの)
こんな素敵なコーディネイトを西洋館各館で展示しています。。

とても楽しめるイベントです。。
by choco-co-co | 2013-10-29 19:05 | 訪ねた所

横浜山手のハロウィン

昨年も参加したのですが、今年も横浜山手のハロウィンに
参加しました。。

昨年は、小雨がパラついていたのですが、今年はお天気に恵まれて
一層賑やかだったのではないかと思います。。
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9つある西洋館と、岩崎ミュージアム、横浜マリンタワー、横浜人形の家、
アメリカ山公園の13か所を回るスタンプラリーで、
仮装をしていれば、誰でもスタンプ用紙が貰えます。。

石川町から坂道を上って、ブラフ18番からスタート!
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水道局のブースがあって、、、
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お水を1本買うと、水鉄砲が出来ます!
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テニス発祥の地では、こんなサービス(笑)
近隣の教会が丁度バザーをしていて、
ちょっと覗いては、200円、300円の散財をしながら(笑)
先に進みます。。。
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去年は、こんなフェイスペインティングを楽しんだのですが、
今年は、何だか冷めたもので、
「並ぶから嫌!」と
あまり興味を示さず、私はちょっと残念。。。
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青かったり、紫色だったりする綿菓子には大喜び!

途中、人形の家の展覧会を観たりして、
12時半頃、13か所巡って終了しました。。
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パーフェクト賞は、マリンタワーのチケットだったので
折角なので登ってみました。。
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船が散歩する
口笛を吹きながら・・・・

スカイツリーも見えました!
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抜きんでてる!!
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ここでは、結婚式も挙げられるようです。。
丁度お式があり、途中から29階へ移動することに・・・
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若干地味ではありますが・・・(笑)
近くには、行列の出来るパンケーキ屋さんもあるし、
最近綺麗に改装したようで
なかなかお薦めのスポットではあります。。

以上、全てこなして、
中華街を通り抜け、関内から地下鉄に乗って帰りました。。
良く歩いた1日ではありましたが、
娘も、娘のお友達も楽しんだようで良かったです!
by choco-co-co | 2013-10-28 06:00 | 訪ねた所

おじさんのエプロン / スズメバチの巣、その後・・・

仏の鶴田さんが、
長年の夢叶って、小さな小屋を建てました。。
その名も「おじさんの家」。
何で、そんな名前つけたの?
もっと、洒落た名前にすれば良かったのに?と
尋ねると、昔時々訪ねた「おじさんの家」が
とても居心地が良かった思い出があって、
そういう小屋を建てたいと
思いを温めていらしたのだそうです。。
それなら、、、、
そこで使うエプロンには、これがぴったり!と
贈ったエプロンが、こちら。
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中央に「獄」の文字!
さらに「はこだて」の文字!
これは、函館の少年院の子供達が
作っている刑務所作業製品なのです。。
最初にこれを見た時
おお!!と感心しました。。
鶴田さんが、たいそう気に入ってくださったので、
私もとても嬉しかったです。。。

さて、
刑務所の商品で、家で愛用しているものがあります。。
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ブルースティック

娘が制服を着るようになると、
白いブラウスの襟、袖口、
そして、白ソックスが真黒になって帰ってきます。。
それには、このブルースティックを塗って
襟、袖口は、100円ショップで買ったブラシでこすり、
ソックスは、洗濯板でごしごしとこすらなくては
汚れは落ちません!
CMでよく、何だか液体の洗剤を塗ると
綺麗に!!と言っているのは、嘘です!
洗濯板というのは、本当に優れものです。。
さらに、ブルースティックも塗りやすくて使い易い!
そして安い!
近くの駅で売っています。。
何で駅で売っているかというと、
その駅の近くに刑務所があるからです。。
ネットでも買えるのですが、
大量になってしまうので、駅で買うと小売してくれて便利です。。

CAPIC

さて、もう一つ紹介。。
こんな物を作りました。。
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メタルキットシリーズ「オオススメバチ」
アルミの部品を組み立てて作る昆虫シリーズ。
昆虫は、メカニックなんですね!
そういえば、品川工さんの作品にも
度々登場していました。。
これは、
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先日紹介した、スズメバチの巣の標本の中に入れています。。

ただの自己満足(大笑)
by choco-co-co | 2013-10-26 13:00 | お気に入り

思い出

水曜日には、PTAがあって、
制服のリサイクルのアイロンがけ、ボタンつけなどの作業を
一日こなしました。。
昔取った杵柄ではありませんが、
ボタンつけは、一手に引き受けて、
取れかかったポケットの修理などもしました。。
大学に入った時には、
針に糸を通す事位しかできなかったのですが、
今では、靴下の破れを繕ったり、
スカートの裾上げなどは、
割合簡単にこなせるかと思います。。

大学受験が迫った時に
当時古文や現代国語が好きではあったのですが、
大学で学ぶ???とちょっと疑問があり
さらに、少し通わせてもらっていた
美術学校のデッサン教室では
「悪い作品の例」として
自分の作品が講評されて、かなり落ち込んで
美大の道が閉ざされ、
八方ふさがりで、大学なんかに行くもんか!!と
躍起になっていました。
そんな時に、母がふと
「将来、子供に洋服を作ってあげたり、バッグを作ってあげられるように
なったら、良いじゃない?」
と家政科を勧めてくれました。。

大学に入学したら、カルチャーショックでした!
周りの子たちは
「私、ミシン検定〇級です」とか
「自分の服は自分で作ってるの!」とか
そういうクラスメイトばかりで
クラクラしながら、ミシン、手縫いの練習に明け暮れる日々・・・
家政科を勧めた母を、多少恨めしく思ったりしながら(笑)
兎に角、一所懸命といった感じで、学校に通っていました。。
ある時、フレアスカートの実習で
裾にしっかりアイロンをかけて、細かくまつって提出したら、
先生が
「なんでも、細かく丁寧にすれば良いってもんじゃないのよ!
こんなにアイロンしっかりかけて、細かくまつっちゃったら、
スカートのふんわりした感じがでないでしょ!
手をかける所と抜く所を使いわけなくちゃ!
ここは、手をかけなくて良いの!やり直して!」
と突っ返されてしまって、泣く泣くやり直しました。。
でも、先生のその言葉は
20年以上たった今も
ずしんと心に響いています。。
今では、
「君たちなんて文学以前だ!」と
文学の講義で叫んでいた教授、
解剖学で、本物の人間の骨を見せてくださった教授、
勉強する事の楽しさを
初めて教えていただいた、服装史の我が恩師、
楽しくて個性的な友人たちを含めて、
楽しい大学生活を送れた事を
母に感謝しています。。

と、何だか思い出に浸る
感慨深い一日を過ごしたのですが、
夕方、
人参の葉っぱを、
先日のお芋と一緒に、娘と揚げて天ぷらを作って
「美味しいね~」と
調子に乗って食べすぎたせいか、
夜中に具合が悪くなって
大変な思いをしました。。
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(まさか、これが悪かったのか・・・
沢山食べた娘、チョコちゃんは特に何ともなかったのですが・・・
家政科に行ったので、調理の授業もあったのですが、
こちらは、さっぱり習得出来ませんでした(涙))

木曜日は、特に出掛ける予定がなかったので、
家で断食しながら、ひっそりと過ごしたら、
夕方頃になってお腹が空き始めたので、
一過性のものだったようです。。
今はだいぶ良くなりました。。。
昔は、沢山食べられて、
しかも沢山食べた日の翌日は、
胃が大きくなったせいか
いつもよりお腹が空いて目が覚める・・・といった感じだったのに
年にはかないません(涙)
by choco-co-co | 2013-10-25 06:00 | 日々のこと

草迷宮

泉鏡花の物語は、とても写実的なのだけれど
文語体だし、何度読んでも
物語の雰囲気しか捉えられません・・・。

雪香さんが、「草迷宮」を細棹ひとり語りなさるので、
青山にあるギャラリーを訪ねました・・・
草迷宮は読んだ事がなかったので、
雪香さんの朗読で、鏡花の小説の
日本語の響きの美しさを感じました。
朗読を聞いただけでは、やはり
牧野邦夫の絵のように魑魅魍魎が
ぐるぐると手鞠唄を巡って
渦巻いている様子しか、想像できなかったので、
家に帰ってから、青空文庫で今一度、文字を辿りました。
漢字と平仮名が絶妙な組み合わせで
書かれてありました。
諸国一見の僧と、母親の歌った手鞠唄を
探して、葉山のお化け屋敷に辿り着いた明が
魑魅魍魎に出会い、
どうやら、明の母親の化身のような
屋敷の主は、僧にだけは、自分の気持ちを伝えて、
寝ている明が起きないうちに
月へ帰ってしまう、という物語。

何故、鏡花は「迷宮」という題にしないで、
恐らく草野球などの接続語で使われる、
本格的ではない、という意味合いの「草」を
迷宮の前につけたのでしょうか。。
それは、明がまだ半人前の少年だからでしょうか。
全ては、母恋しの明の見た、中途半端な夢、
という事なのでしょうか。。

雪香さんとは、出会ってかれこれ20年になります。。
細くではありましたが、永くご縁を大切にしてきました。

先日、お互い白髪が目立つ年齢になったら、
一緒にイタリア辺り旅したいわね~、と話して
叶ったら良いな、、、と思っています。。。
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by choco-co-co | 2013-10-22 06:00 | 日々のこと

祈り

娘が転入した学校には、綺麗なステンドグラスのある
礼拝堂があります。。

折に触れて、娘の学校では
お祈りを捧げています。。
朝の会、帰りの会で、
自然学校に行く前、帰ってきてから、
娘は合唱をやっているのですが、
コンクールの会場でも
そして、PTAが始まる時にも
必ずお祈りの時間があります。。

そんな生活が始まった娘は、
今年に入ってから、日曜日は教会学校に通っています。
そして、彼女なりに、その時間を大切にしています。。
お祈りをすると、心が落ち着くのだそうです。。

さて、そんな教会学校で
お芋堀りの行事があったので参加しました。。
他の教会と合同で行った行事で、
とても楽しい1日を過ごしました。。
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わー大きい!!!
持ってきた袋がパンパンになるほどの
大収穫でした!

お芋堀りが終わると、
広場で皆でお弁当を食べました。。
娘は、他の教会に通っている、同じ学年の女の子と
すっかり仲良くなって
一緒に楽しそうに
お弁当のおかずを交換したりしながら
食べていました。。
先日、神奈川県の私学の音楽会があって、
娘は合唱で参加したのですが、
そのお嬢さんも、別の学校だったのですが、
ハンドベルで参加していたようで、
お互い
「あ~覚えてる!」と
意外なところでも、意気投合したようです。。

お弁当のあとは、
皆で「リーダーは誰だ!」をしました。。
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娘もオニになって、リーダー探し・・・
お天気が今一つだったのですが、
雨が降ることもなく、無事教会まで戻りました。。
そして、最後にまた、お祈りをして
さようならをしました。。

最初、「祈る」という事に
ちょっと抵抗がありました。
私もミッションスクールに通っていたので、
聖書や讃美歌に触れる機会はあったのですが、
これほど「祈る」生活はしていなかったからです。。
今は、祈る時、それは神様に向かっているのと同時に
自分自身に向かっているのだな・・・と感じています。。
だから、クリスチャンでなくても
たとえ無神論者であっても、祈る事は必要なことだな、と感じています。
謙虚な気持ちになれるからです。。
娘が教会で祈るとき、「心が落ち着く」と感じている気持ちは
いつまでも大切にして欲しいと思っています。。
最近、キレるとか衝動的な事件が多いのですが、
気持ちが先走る前に
少しだけ祈れたら、
もしかしたら、感情を抑える事ができたのではないかと
思うのです。。

悲しい時には、人は無心に祈っているものだと言います。。
悲しい時だけでなく、楽しい時にも怒っている時にも
いつも立ち止まって、祈ることが出来るようになりたいです。。。
by choco-co-co | 2013-10-20 06:00 | 娘のこと

線の探究者

こちらも、終わってしまった展覧会なのですが、
昨年、坂田氏の展覧会以外に
心に残った展覧会が、もう一つあります。。
昨年、ブログにUPしようと思いつつ
なかなか書けなかったのですが、
記録の為に今ごろになってUPしたいと思います(笑)

「吉川霊華(きっかわれいか)展」
国立近代美術館で開催された展覧会です。。
「近代に生まれた線の探究者」という
副題がついていました。。

竹内栖鳳のように、西洋絵画に影響を受け始めた
日本の画壇に背を向けて
ひたすら、やまと絵の研究をした画家です。。
鏑木清方などと結社を作っていた時期もあるのですが、
もともと、趣味で絵を描いていたようなところがあって、
作品も個人蔵が多く、
展覧される機会がない為に、
知名度が低いのが残念です。。。

会場は空いていたのですが、
観ている人たちの熱気が半端無い展覧会でした・・
私も、単眼鏡を覗きながら
久しぶりに時間をかけて観覧しました。。
私のように目の悪い人間には
とても裸眼では見えないような
細い繊細な線の作品が多いのです。。
画には書も添えられていて、
線の探究者だけあって、
達筆なこと!!
震えるような深い感動を覚えたかと思います。。。
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きっとこういう、
ひっそりと凄い作品を作った人というのが、
他にも沢山いるんだろうな・・・と思います。。
by choco-co-co | 2013-10-19 06:00 | 訪ねた所

牧野邦夫展

もう終わってしまった展覧会なのですが、
牧野邦夫展が、春に練馬区美術館で開催されました。。
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牧野邦夫を知ったのは、かれこれ20年以上前。
ある方のお宅に伺った際に
小田急美術館(懐かしい・・・)で催された
展覧会のカタログを見せていただいたのが最初です。。

かなり驚きました。。
こういう絵を描いていた人がいたんだ・・・と
とても心に残ったので、
その後、永井画廊で何点か作品を
展示していた時に、訪ねました。。
そこで、牧野邦夫の奥さんで
絵のモデルになっていた千穂夫人にお会いして、
絵から抜け出してきたような容貌に
息を呑んだ記憶があります。。。

かなり個性的で
恐らく万人受けはしないであろう、牧野邦夫の作品を
彼が亡くなってから、千穂さんは
世の中に紹介し続けていらっしゃいました。。
画廊でたった一度だけお会いした
私の所にもDMをいつも送ってくださって、
今回の展覧会のチケットも送ってくださいました。。

展覧会は、盛況だったかと思います。。
何度か観た作品もありましたが、
初めてみる作品も沢山あって、
圧倒されるばかりでした。。
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私には見えないものが、きっと見えていたのだと思います。。。
レンブラントを敬愛していて、
レンブラントの年齢を超えるまで生きなければ、
自分の絵は完成されない、と思って
真摯にキャンパスと向き合った生涯だったようです。。
その思いは叶わなかったのですが・・・
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左のカタログが今回の展覧会用に出版されたものです。。
右は、私がかつて拝見させていただいた図録と
恐らく同じもの。。
古本屋さんで手に入れました。。

開く度に
背筋が伸びるような思いがします・・・。
by choco-co-co | 2013-10-18 17:00 | 訪ねた所

ひらがなのやさしさ

先日、PTAでお昼に娘の学校にいると
お昼の校内放送がかかって
「正しい日本語を使いましょう」というものだったのですが、
「先生、トイレ」
「先生、見えない」
こんな風に言っていませんか?
先生は、トイレではありません。。
先生は、透明人間でもありません。。
と、
真面目に語りかけていて
かなり面白かったのですが、
普段、私も
「あっ!私、ハンバーグ!」
「私、スバゲッティー」
「あなたは?」
なんてしょっちゅう言っているし、
I am hamburg っていう意味ではない事くらい
誰でも分かってくれるはずです。。
こう考えると、
日本語というのは、その場の雰囲気を読みとって、
言葉と言葉の狭間の
見えない言葉たちを理解する必要があるんだな・・・と
改めて思いました。。
そして、漢字とひらがなの微妙な使い分け。
「私」と「わたし」ではニュアンスが違います。。
それを理解できるのは、日本人だけかもしれません。

閑話休題
短歌からは、しばらく遠ざかってしまっているのですが、
久しぶりに歌集を読み返しました。。
笹井宏之「えーえんとくちから」
      「ひとさらい」
26歳で亡くなった、夭折の歌人が残した歌集で、
折にふれて、開く歌集です。。
言葉が、「ことば」というひらがなになって
優しく響いてきます。。。
ひらがなの歌人と言えるかもしれません。
笹井さんは、自分以外のあらゆる物が
毒になって、自分の身体を痛めつけてしまうという
難しい病に掛かっていて、
ほとんど外出する事もなく
家で少しずつ短歌を作っていたようです。。
そういう人にとって
インターネットというのは、とても役に立つ道具だったようで
ネットを通じて世界を広げていったようです。

・葉桜を愛でゆく母がほんのりと少女を生きるひとときがある

・ひろゆき、と平仮名めきて呼ぶときの祖母の瞳のいつくしき黒

・「はなびら」と点字をなぞる、ああ、これは桜の可能性が大きい

この三首が最初とても心に残りました。。
とても上手だと思います。。

・えーえんとくちからえーえんとくちから、永遠解く力を下さい。

・ゆるせないタイプは<なわばしご>だと分かっている でてこい、なわばしご

・拾ったら手紙のようで開いたらあなたのようでもう見れません

・この森で軍手を売って暮らしたい まちがえて図書館を建てたい

・美術史をかじったことで青年の味覚におこるやさしい変化

ちょっと不思議な世界に住んでいたのだな・・・と思います。。

最初の3首と後の5首では、ちょっと雰囲気が違うのですが、
言葉を使い分けていたのだと思います。。
でも、どの作品も「やさしい」というひらがながぴったりな雰囲気があります。。
「えーえんとくちから」の巻末に
無題の詩が載っています。。

・・・・・・・・
きれいごとのはんぶんくらいが

そっくりそのまま
しんじつであるといい

とひらがなで書いてあって、
綺麗事でなく「きれいごと」
半分ではなくて「はんぶん」
真実ではなくて「しんじつ」
という書き方に、歌人の人柄が
表れているな・・・と感じます。。
ふわふわとした
やわらかい感性を
つぶさないように、つぶされないように
必死に生きたのだろうな・・・・と
ちょっと切ないです。。

命を削りながら
作品を書いたのでしょう。。
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ひらがなのやさしさを感じる歌集です。
by choco-co-co | 2013-10-17 06:00 | 読書日記

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