金烏玉兎(きんうぎょくと)


月日のことをのんびりと
by 木ねずみ
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門出和紙(かどいでわし)

越後は古くは和紙の産地でありました。。。
和紙はもともと、農閑期に作られていたのですが、
雪にさらして真っ白に漂白された和紙は
その一枚を作るのに、大変な手間が掛かっています。

和紙の材料には、楮や三椏、雁皮などがあります。
小国和紙や門出和紙は、楮を原料として漉かれています。
昔は、この辺りに何軒も紙を漉く家があったそうなのですが、
今では小林康生さんの「門出和紙工房」のみが
紙を漉いています。
近隣の長岡市で作られる小国(おぐに)和紙も
今では、紙を漉く人が減ってしまったようです。。。
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門出和紙の原料である楮は、クワ科の植物です。
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こんな風に表面の皮を剥ぎます。
紙の材料で使われるのは、この表皮のみ。
中の芯の部分は、昔は良く燃えるので薪として使用していました。
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楮を蒸して茹でて、繊維をほぐします。
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攪拌した楮繊維とトロロアオイから抽出したネリを合わせて
漉き舟に入れます。
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ネリの保存がきかずに、腐敗しやすい為、
寒い冬に紙を漉くのが好都合だったのです。
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漉き簀(すきす)と呼ばれる細い竹ひごを絹糸で編んだものの上に
絡みついた楮の繊維が乗って、紙になります。
この「紙を漉く」動作が簡単そうで、難しいです。
上手にやらないと、綺麗な紙に仕上がりません。。
ところで、この簀と呼ばれる道具も
今では作っている職人さんが少ないのですが、
実は以前に、編む実習をさせていただきました。。。
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気が遠くなるような、地道な作業でした。
(今は筆を巻いて保存しています。。(笑))
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出来上がった紙を重ねていきます。
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水分を含んだ紙から水気を抜きます。
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少しずつ、圧をかけていきます。
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水気が減ったら、鉄板に並べて干します。
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出来上がり!!

鉄板ではなくて、板に張り付けて天日干しする方法もあります。
鉄板で仕上げたものは、表面がつるつるで滑らかですが、
天日干しのものは、表面に板目模様がつくので、とても綺麗です。

工房の二階が展示室とお店になっています。
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私のお習字の先生の作品。
楮の廃棄する棒を再利用。。
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門出で農業を営んでいる方が
歌集を自費出版なさって、その歌を
先生が門出和紙にお書きになったのです!
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ムギュッという言葉が好いですね。。
珍しく娘も大人しく見学。
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普段は歌などにあまり興味を示さない主人も
じっくり見ていました。。
お習字の先生のアレンジセンスも良いのですが、
素朴で気取った感じのない歌が、とても好感が持てました。。。

お店では、こんな風に紙を販売しています。
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材料の成分によって、手触り、雰囲気が微妙に違った紙が生まれるのです!
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銘酒「久保田」がありますが、
久保田のラベルは、この工房で作られています!

工房の入り口に飾ってあった山紫陽花が
とても綺麗だったのでいただいてきました。
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暫く逆さに干しておいたら、綺麗なドライフラワーになりました。
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よいお土産になりました。。。

お土産 2 (笑)
康生さんの奥さんが、粽を持たせてくださいました。
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手前の白い粉は「きな粉」
近所の雑貨屋のおばあさんが
すり鉢ですって作った、拘りの逸品だそうで、
確かに、粒子が少し粗くて絶品でした!

4月にシンガポールから日本に戻ってきて
何となくうっ屈した日をおくっていたのですが、
日本もいいな・・と改めて思った、1泊2日の旅でした。。。

門出和紙工房
by choco-co-co | 2010-01-21 11:03 | 訪ねた所

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