金烏玉兎(きんうぎょくと)


月日のことをのんびりと
by 木ねずみ
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色のはじまり

上野で開催中の「ターナー展」に行ってきました。

思った以上に楽しい展覧会でした。。
セクションⅥ 「色彩と雰囲気をめぐる実験」のコーナーが
私にとっては特に印象的でありました。。
「色彩のはじまり」という実験を試みていたようです。。
抽象画が好きなので、ターナーが具象を離れて
抽象の域に達しようと実験していた事がとても驚きでした。。

確かに、ヴァトーの様な雅宴画を描いていたりするのですが、
ターナーの絵の人物像というのは、どことなくぼやけていて、
風景の一部に溶けこんでしまっています。
風景に色彩を足している感じなのです。。
そして、
輪郭を失くして、色彩だけで絵を構築しようと実験を
試みるようになるのです。。
風景を色彩の濃淡で表現しようとした、とも言えるでしょうか。。
水彩で描かれた3つの小さな習作が並んでいたのですが、
色彩を並べただけの作品で、まるで抽象画でした。。
今回の展覧会では展示していなかったのですが、
すでに、イタリアを旅した1819年には
「色のはじまり」という作品を描いています。。

晩年は、風景といっても光や大気を描くようになります。
「湖に沈む夕日」は、
太陽が、白い絵の具の小さなひと掃けで表現してあって、
単眼鏡を覗くと、微妙に盛り上がった白い絵の具の点が
見えるのですが、画面から離れると、
その点は、太陽の光としてキャンパスの中に溶け込んでいます。。
印象派の作品を予感させる作品です。。
a0159795_16135627.jpg

(右側の絵葉書が「湖に沈む夕日」)
こうやって観ていくと、
印象派の作品というのは、生まれるべくして生まれた
絵画表現方法なのだな・・・と思いました。。
そして、セザンヌが、輪郭を失った景色を
再び立体的に構築し始めて、キュビズムが始まったのでしょうか。。。
全ては、歴史の流れの中で、
必然的に生まれてきたのかもしれません。。

とても興味深い展覧会でありました。。
a0159795_16132135.jpg

by choco-co-co | 2013-11-05 19:18 | 訪ねた所

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