金烏玉兎(きんうぎょくと)
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竹内栖鳳展
シンガポールのボランティアガイドの同期で
子供の年齢も近かったので親しくさせていただいている
まりママさんが、今年本帰国になり
先日、一緒に展覧会めぐりをしました!
まずは、開館と同時に、近美で催している
竹内栖鳳展へ。。
会期終了間近だったせいか
結構混雑していました。。
日本画の展覧会は、福田平八郎以来かと思います。。
この展覧会は、前期後期に分かれていたのですが、
私たちが行った後期には
有名な「班猫」が展示してありました。。
班と言う字が、「斑」ではなくて「班」とあえて書いてあるのは、
画家がそう記していたからだ、と説明が書いてありました。
誤字なのか、敢えてそうしたのかは、
今となっては謎です。。
この猫は、日本猫の姿をしていますが、
目が青くて西洋の猫のようでもあります。。
竹内栖鳳は、人間ではない動物が好きだったようです(笑)
自分でも、兎や猿を飼っていて、
絵の題材にしているし、
ライオンや虎、象といった
今見ても斬新な題材を大きく描いた屏風を
何点も制作しています。。
雀を1羽ずつ
1曲1曲に表情豊かに配した作品もあって
その姿が可愛らしくて印象的でした。。
(人物を描いた作品もあるのですが、
舞妓さんが舞う一瞬を描いても
敢えて顔を隠してしまっています!)
当時はまだハイカラだった写真も
沢山残っていて、絵を描く時の資料にしたようです。。
とてもよく観察して、
そして沢山のスケッチを残しています。。
下絵なども展示してあったのですが、
描き直しの部分が残っていて、
よくよく考えて絵を描いていた事がよく分かりました。。
竹内栖鳳は、西洋絵画に触れて
日本画と融合させる事に努めた画家だと思います。。
遠近法を使って描かれた風景画や
オランダ、イタリアの景色を描いた作品などがあって、
印象的でした。。
当時、油絵を描いて
西洋の技術を取り入れる画家はいましたが、
日本画(膠絵具)で油絵の表現を模倣したのは、
もしかしたら、竹内栖鳳が初めてだったのかもしれません。。
さらには、日本の染織技術を海外に紹介して、
海外からも受注されるように尽力しました。。
高島屋が保存している作品が何点かあって、
不思議だな・・・と思っていたら、
栖鳳は、一時期高島屋に勤めていて
染織の為の下絵を描いていた、と説明にありました。。
晩年は、滝の姿に魅せられて
何点も描いています。。
やはり写真を見ながら、さらには
滝の近くに居を構えて制作していたようです。。
作品は、当時としては、とても斬新であったと思うのですが、
こつこつと努力をして
真面目に作品と向かいあっていたであろう画家の姿が
所どころで垣間見られ、
とても気持ちの良い展覧会でありました。。
子供の年齢も近かったので親しくさせていただいている
まりママさんが、今年本帰国になり
先日、一緒に展覧会めぐりをしました!
まずは、開館と同時に、近美で催している
竹内栖鳳展へ。。
会期終了間近だったせいか
結構混雑していました。。
日本画の展覧会は、福田平八郎以来かと思います。。
この展覧会は、前期後期に分かれていたのですが、
私たちが行った後期には
有名な「班猫」が展示してありました。。
班と言う字が、「斑」ではなくて「班」とあえて書いてあるのは、
画家がそう記していたからだ、と説明が書いてありました。
誤字なのか、敢えてそうしたのかは、
今となっては謎です。。
この猫は、日本猫の姿をしていますが、
目が青くて西洋の猫のようでもあります。。
竹内栖鳳は、人間ではない動物が好きだったようです(笑)
自分でも、兎や猿を飼っていて、
絵の題材にしているし、
ライオンや虎、象といった
今見ても斬新な題材を大きく描いた屏風を
何点も制作しています。。
雀を1羽ずつ
1曲1曲に表情豊かに配した作品もあって
その姿が可愛らしくて印象的でした。。
(人物を描いた作品もあるのですが、
舞妓さんが舞う一瞬を描いても
敢えて顔を隠してしまっています!)
当時はまだハイカラだった写真も
沢山残っていて、絵を描く時の資料にしたようです。。
とてもよく観察して、
そして沢山のスケッチを残しています。。
下絵なども展示してあったのですが、
描き直しの部分が残っていて、
よくよく考えて絵を描いていた事がよく分かりました。。
竹内栖鳳は、西洋絵画に触れて
日本画と融合させる事に努めた画家だと思います。。
遠近法を使って描かれた風景画や
オランダ、イタリアの景色を描いた作品などがあって、
印象的でした。。
当時、油絵を描いて
西洋の技術を取り入れる画家はいましたが、
日本画(膠絵具)で油絵の表現を模倣したのは、
もしかしたら、竹内栖鳳が初めてだったのかもしれません。。
さらには、日本の染織技術を海外に紹介して、
海外からも受注されるように尽力しました。。
高島屋が保存している作品が何点かあって、
不思議だな・・・と思っていたら、
栖鳳は、一時期高島屋に勤めていて
染織の為の下絵を描いていた、と説明にありました。。
晩年は、滝の姿に魅せられて
何点も描いています。。
やはり写真を見ながら、さらには
滝の近くに居を構えて制作していたようです。。
作品は、当時としては、とても斬新であったと思うのですが、
こつこつと努力をして
真面目に作品と向かいあっていたであろう画家の姿が
所どころで垣間見られ、
とても気持ちの良い展覧会でありました。。
by choco-co-co
| 2013-10-14 06:00
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