金烏玉兎(きんうぎょくと)


月日のことをのんびりと
by 木ねずみ
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レンピッカ展

Bunkamura ギャラリーで開催中の
「レンピッカ展」に行きました。。。
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Tamara de Lempicka タマラ・ド・レンピッカ (1898~80年)は、
ワルシャワの良家の子女として生まれ、
1920年~30年代、パリで一世風靡した女流画家です。
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その後、戦乱の世の中になり、
また、それまでの画風を模索するうちに
やがて、忘れ去られてしまうのですが、
1970年代に入って、再評価されるようになりました。

写真の白い服を着た少女は
どちらも、彼女の娘をモデルにして描かれています。
(左のテニスウェアの様な服は、実は薄いピンク色です)
初聖体の衣装は、白のコントラストが印象的です。
向かって左側の絵は、
ナボコフの「ロリータ」の表紙に使用されたようなので、
目にした事がある作品です。

自分の娘まで、こんな風に官能的に描けるのは
レンピッカ自身が、本能に赴くまま、自由な恋愛を繰り返した為なのかも
しれません。。
自分の恋人だった女性をモデルにした作品も多く描いています。。。
それは、まるで「レンピッカ」という
世間が作るイメージ作りに、加担している様にも思います。
実際、レンピッカは自分を被写体にして
沢山のポートレートを写しています。。。
「レンピッカ」という人物を
演出し続けた人生だったのでしょうか。。。

晩年、レンピッカは精神を病んでいきます。。。
それは、ブラックなどの抽象画がもてはやされるようになって、
自分の画風が時代遅れだと感じたことなどが
要因だったようなのですが、
私は、本来レンピッカは、自由奔放な半面
本質的には、実は、禁欲的なものを求めていて
その両極端な性質の狭間で
苦しんだ為ではないかと思います。。
彼女が亡くなったあと
アトリエには、かつての彼女の恋人だった女性をモデルにした
大胆な裸婦像の模写と
そして、その隣に
通っていた精神病院の医者をモデルにしたと思われる
聖アントニウスを描いたキャンバスが残されていたのだそうです。

写真、真ん中のファッション・プレートの様な作品は
晩年に描かれたものです。
晩年の作品は、
ラファエロやフェルメール、マニエリスムの画家たちの作品に影響を受けて
優しく穏やかな画風になっています。
もともと、
ジョルジュ・ルパープのファッション画に影響を受けていたようです。
モデルの女性が被っている帽子は
実際にレンピッカがデザインして被っていた帽子なのだそうです。
大黒様の様な帽子で、可愛いです。

レンピッカの作品は、世界中に散らばっていて
一堂に会する事は難しいのだそううです。
そういった意味では
まとまった作品が見られて、とても興味深い展覧会でした。。。
今まで、レンピッカという人は、半分、趣味的に絵を描いていたのかと
思っていたのですが、
実は、真摯に絵筆を握っていたことを知って
改めて彼女の偉大さを知ることが出来ました。。。
私は、晩年の
苦悩しながら、悩みながら描いている作品に
とても心惹かれました。。。。。

5月9日まで開催しています。
by choco-co-co | 2010-04-20 23:49 | 訪ねた所

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