金烏玉兎(きんうぎょくと)


月日のことをのんびりと
by 木ねずみ
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たんぽぽの綿毛

娘が音読の宿題で、しばらく「たんぽぽのちえ」という
お話を読んでいました。

そのせいなのか
先日、たんぽぽの綿毛を大切に持って帰ってきました。

「・・・やがて、花はすっかりかれて、そのあとに、
白いわた毛ができてきます。
このわた毛の一つ一つは、ひろがると、ちょうどらっかさんの
ようになります。たんぽぽは、このまた毛についているたねを、
ふわふわととばすのです。・・・・
・・・・・よく晴れて、風のある日には、わた毛のらっかさんは、
いっぱいにひらいて、とおくまでとんでいきます。・・・・・・」
うえむら としお 文 / たんぽぽのちえ より抜粋

綿毛は、飛び立つように出来ているのですが、
どうにかそのまま取っておけないものかな・・・と
ドライフラワーの要領で逆さまにつるしておいたら・・・

たんぽぽの綿毛のドライフラワーが出来上がりました!
たんぽぽの綿毛_a0159795_12371810.jpg

とても綺麗に出来上がったので
あと何本か作っています。
たんぽぽの綿毛_a0159795_9102568.jpg


たんぽぽの綿毛_a0159795_9105034.jpg

この綿毛は自力で伸びあがろうとしています。
凄い!

たんぽぽの綿毛というと
私はエミリー・ディキンスンの詩を思い出します。。。

520
・・・・・
And made as He would eat me up-
As wholly as a Dew
Upon a Dandelion's Sleeve-
And then- I started- too-
・・・・・

中島 完訳で見ると
・・・・・
最後に潮の流れがわたしを呑みほそうとした
タンポポの着物の袖にのる露のように
わたしをすっかり丸めてしまうまで---
そして出発が始った
・・・・・

「朝早く犬を連れて出かけた
海を訪れたら
人魚たちがわたしを見ようと
地下室から出て来た~」

で始まるこの詩は、とても好きな詩で
「海辺にて」と題されています。
海に惹かれつつも、追いすがる海から逃れ去る詩なのですが、
「死」を擬人化した作品と言われているようです。
愛の経験についての憧れと恐れを言っているといった説もあります。。

その中の一説のこの一行。
「タンポポの着物の袖にのる露のように
わたしをすっかり丸めてしまうまで」は
とくに印象的です。
訳も上手なのだと思うのですが、
たんぽぽの綿毛のふんわりとした感触が
手に取るように表現されているな・・・と思います。。

ふんわりとしたパフスリーブ。
ふんわりした綿毛。
ふんわりと丸めてしまう露。

そんな事を思っていたら、
娘がたんぽぽの綿毛にそっと触れて
とても嬉しそうでした。。
by choco-co-co | 2010-05-19 09:55 | 日々のこと

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